天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-18から1日間の記事一覧

わが歌集・平成十年「茅の輪」

東京湾横断橋は瀟洒なり秋の日差しに白く霞める 死後遊ぶ庭とぞ思ふ池の辺に彼岸花咲き朱の橋かかる 憲兵の刀の脅しもきかざりしジャパンブルーの「別れのブルース」 江ノ島の屋台に入りてコップ酒壺焼きに酌む子連れの夫婦 山頂に山の幸売る媼ゐてわがひと…