天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-21から1日間の記事一覧

わが歌集・平成十三年「香菓(かぐのこのみ)」

それぞれの落葉掃く朝曇り日の小路小路 曇り日のここは明るき黄葉の欅広場に子ら飯を食む 岩壁の赤きロープに取りつける人影ひとつ山紅葉照る 学園の裏庭覗く日曜日消し忘れたる聖樹の明かり シドニーのマウンドに立つ松坂を熱燗酌みてわが声援す 表情のなき…