天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-27から1日間の記事一覧

わが歌集・平成十八年「予科練」

予科練の曲を奏ずる老夫婦アコーディオン弾きタンバリン打つ 人だかりして動かざり藍ふかき冨嶽三十六景の前 同窓会 八首 次々にトンネルに入りて味気なし車窓に映る乗客の顔 鋭角に空をつきさす神山を仰ぎて食ぶる黒玉子かな 枯葉しく山路をくれば何鳥か鋭(…