天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-30から1日間の記事一覧

わが歌集・平成二十一年「水行」

警杖をつきて玄関前に立つ横浜水上警察署員 運上所の役目ひきつぎ灯ともせり昼なほ暗き横浜税関 水行の白衣に透ける赤き肌経唱ふれば湯気をたてたり 峠 八首 箱根路を『金槐和歌集』たづさへてわが越えくれば初島の見ゆ 丈ひくき竹薮原の山頂に道ありて歌碑…