天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-11-04から1日間の記事一覧

わが歌集・平成二十五年「霧笛橋」

島崎藤村展 八首 霧笛橋渡りて近代文学館藤村展を見むとわが来し 五七調はた七五調読むほどに心地よくなる藤村の詩(うた) 三越で渡欧の前に誂(あつら)へし小型トランクまだ使へさう 藤村の頭の臭ひ残しゐむふたつ展示のカンカン帽は 口少し開きて顎鬚まばら…