寒雲の燃えてなにやら力湧く 銃一声野兎かけのぼる斜面かな 自転車の白菜一つ揺られゆく 入院の日を知らせくる冬の空 青海苔を刈る浦波の朝日影 凍てつくを青アセチレン鉄を断つ 蓮枯れて鴨の航跡あらたなる 付き添へば点滴の音夜半の冬 黒猫や合掌造りの春…
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