濁流の吊橋渡る日傘かな 鮎掛けてたもに引抜く早瀬かな 彼岸花枯れて現はる鬼女の相 赤牛の人恋ふる秋草千里 コスモスや自閉の心を野に放て 月の道己が影追ふ少女かな 荒波やおでん屋台を囲みをり 青鷺の抜き足差し足潮溜り ふくろふの目つむりて聞く木々の…
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