公園の黒き機関車冬ざるる 水涸れや小便小僧のやるせなく 反射炉は江戸の昔よ稲雀 隕石や出雲の冬をつきぬけて 鶏頭の燃えたつ里に下山せり 腕組みて秋の夕陽の男かな 野仏や首にかけたる烏瓜 枯葉散る修道院の塀高き 狛犬の頬かむりしてむき合へり 林立の帆…
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