天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-11-22から1日間の記事一覧

わが句集・平成九年「ゴンドラ」

退院の日を問うてをり木の葉髪 星月夜天狗松から話し声 ばつた見る犬の尻尾のピンと立ち ポリバケツこぼれて跳ぬる鰯かな 黒たまご大湧谷に霧深し ひややかや国宝庫裡に黒き釜 瀬音澄む足柄古道秋薊 初雁やビル屋上の露天風呂 ベイブリッジ閃光放つ時雨かな …