天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-11-28から1日間の記事一覧

わが句集・平成十五年「古城趾」

古城趾に百舌鳥の高啼く岬かな ひよどりの群るる歓喜の一樹かな 晩秋の谷戸勤行の太鼓かな 秋の鳶観艦式をうべなへり 鯔飛ぶや潜水艦の黒き背 早ばやとボジョレーヌーボー届きけり 年の瀬や護摩焚く僧に炎立つ 項垂れて流鏑馬戻る秋の雨 関跡や従二位の杉に…