大仏の背に開く窓や雪螢 落葉踏みめぐる前方後円墳 ラジオ点け鋏鳴らせり蜜柑山 里山にこぼれむばかり小鳥来る 雲が来る木の天辺の木守柿 大皿に木の葉がたまる蚤の市 宝物の風入れの日や笹子鳴く 名のみなる蛭ヶ小島や稲の波 修善寺は死への入口杜鵙草 山霧…
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