天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-03から1日間の記事一覧

わが句集・平成二十年「透きとほる」

鳴くほどに身の透きとほる法師蝉 三頭の乳牛を飼ふ曼珠沙華 ぎんなんのおもたく落ちて地にほふ さまざまの身なりにならぶ案山子かな 初春の光の海の片帆かな 石榴垂る人間魚雷の残骸に 地に落ちてつぼむ花なり酔芙蓉 穂芒やSLを待つカメラマン 丹沢の山並…