蟷螂の幼きが斧ふりあぐる 秋風や「寂」一文字の谷戸の墓 釣れざればねころぶまでよ花芒 もみづりのはじまる富士の裾野かな 弟にライダーの面七五三 大寺の甍を濡らすもみぢかな 竹林に朝日射しくる焚火かな 小春日の卵はこび来円覚寺 目の澄める子を褒む老…
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