天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-12から1日間の記事一覧

わが句集・平成二十八年「延寿の鐘」

秋風に延寿の鐘を撞きにけり 豊作や竹ロケットを打つ秩父 子供らが案山子を笑ふ畦の道 息切れて琵琶の阿弥陀寺もみぢ狩 見つむればふくら雀が首かしぐ 菜の花や路傍に夢のあるごとく 江ノ電や七里ケ浜に風光る 鎌倉や春日をこばむ牢格子 犬猫の慰霊碑かこみ…