天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-14から1日間の記事一覧

わが句集・平成二十九年「古希の春」

あらためて過去振り返る古希の春 カーテンに猫がとびつく秋の風 墓ならべ藤村夫妻蝉しぐれ 頭に触れて風鈴鳴りぬ鴫立庵 米ぶくろ抱へて急ぐ秋の雨 観賞にたへて糸瓜の垂れさがる 鳩来り積める落葉を掻きちらす 大輪の黄なるダリアに満ち足りぬ 他愛無き言葉…