あらためて過去振り返る古希の春 カーテンに猫がとびつく秋の風 墓ならべ藤村夫妻蝉しぐれ 頭に触れて風鈴鳴りぬ鴫立庵 米ぶくろ抱へて急ぐ秋の雨 観賞にたへて糸瓜の垂れさがる 鳩来り積める落葉を掻きちらす 大輪の黄なるダリアに満ち足りぬ 他愛無き言葉…
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