天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-15から1日間の記事一覧

わが句集・平成三十年「円位堂」

こゑ遠きつくつく法師円位堂 大山を望みてはるか稲架の朝 銀杏を炒る音高し鶴ケ丘 抹茶待つ小春日和の開基廟 木の間より枯葉ちりくるつづら折り 息切れて座る山路のもみぢかな 笹鳴きの声より近き姿かな いただきて夫婦涙す年賀状 息切れて座る山路のもみぢ…