天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-17から1日間の記事一覧

わが句集・令和二年「日脚」

即位式経てあらたまの令和かな 乗り込めるバスの座席に日脚伸ぶ 枯葉ちる手づくりパンの店先に こも巻きの松を見下ろす天守閣 ふたつ垂れひとつ落ちたり烏瓜 収穫をことほがごと藁ぼつち 清水や花さく友禅着てあるく 掘り出だす蓮根積みて壁なせり 風寒しベ…