天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

題詠「色」

 先の日曜日に、短歌人・横浜歌会があり、そのときの題詠が「色」であった。いろいろ作って見たが、そこに出さなかった歌を次にあげておく。


  屏風絵にありしがここに並び生ゆ松の廊下の跡の黒松
  夕ぐれの景色車窓にながれたり「一棟涼暖の家」をかすめて
  相談員手持ち無沙汰に並びたりこの日少なき青色申告
  手鎖の刑にもめげぬ歌麿の心しのばゆむらさきの色


 なお、四月の横浜歌会は一日なので、題詠は「嘘」となっている。このブログをご覧の読者で、参加してみたい方は、ご連絡いただきたい(コメント欄に)。東海道線あるいは横須賀線戸塚駅下車、川縁にある女性フォーラムで毎回開催。駅から徒歩7分のところです。