天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

山百合

amanokakeru2007-08-27

 百合については、すでにこのブログの6月25日「ゆりの花」のところで話題にした。万葉集には十一首詠まれていることも述べた。この花の季節はかなり長く、この時期でもヤマユリをよくみかける。円覚寺方丈裏の庭園には、山側から十数本の百合が咲き出ている。というわけで少し補足を。
 百合の呼び名は、花が重いため、微風でも揺れるところからきているという。ヤマユリは日本特産。東北地方南部から関西地方までの山野に生えている。 山百合は鱗茎を用いると、利尿、鎮咳、滋養強壮に効く。漢方では、百合固金湯、辛夷清肺湯で知られる。


      ひだるさをうなづきあひぬ百合の花    支考
      谷風や花百合そ向きま向きして      阿波野青畝
      献花いま百合の季節や原爆碑       後藤比奈夫