天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

チュウヒ? ノスリ?

横浜市と藤沢市の境界で

 タカ、チュウヒ、ノスリサシバ これらの区別がつかないで困っている。写真に撮ったものはいずれなのか。インターネットで調べると、以下のような説明がなされているのだが。
 チュウヒは、鳥綱タカ目タカ科チュウヒ属。草原や湿地、ヨシやアシ原等に生息する。地上付近を低空飛行し、獲物を探す。冬になると越冬のために南下する。
 ノスリは、鳥綱タカ目タカ科ノスリ属。平地から山地の森林に生息。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。
 サシバはタカ目タカ科サシバ属に分類される鳥。タカの一種で山地・森林にすむ。秋には大群で南方に渡る。渥美半島伊良湖岬や鹿児島県の佐多岬の大規模な渡りは有名。一度はこの目で見てみたいもの。
 鷹は、タカ目タカ科に属する鳥のうち比較的小さ目のものを指す通称。
まあ、いずれも鷹の一種とみておけばよかろう。鷹は万葉集では6首に詠まれている。


      鷹一つ見付けてうれしいらご崎     芭蕉


 矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟(か)らぬ日まねく月そ経にける
                     万葉集大伴家持
 谷ごしに草とる鷹をめにかけて行く程おそき柴の下道
                     風雅集・藤原為兼
 すたか渡るいらごが崎をうたがひてなほきにかくる山帰りかな
                     山家集西行
 ましぐらにまひくだり来てものを追ふ鷹あらはなり枯木が原に
                         若山牧水
 谷一めん照り光る日の日ざかりにとほりてひびく鷹の声かも
                         川田 順

  芭蕉の句は西行の歌を面影にしていると言われる。


  タカ、ノスリ、チュウヒの区別つかざればタカとしてをく
  今日の写真は


  水道橋支柱の穴に巣を得たるチュウヒ カメラの目に
  さらさるる