天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

土筆

三内丸山遺跡にて

 つくし。トクサ科の夏緑性シダ。ひたしものなどにして食べる。古名はつくづくし。



  くれなゐの梅ちるなへに故郷につくしつみにし
  春し思ほゆ          正岡子規
                         
  あづさゆみ春は寒けど日あたりのよろしき処
  つくづくし萌ゆ        斉藤茂吉
                         
  利根川の堤の土筆摘みいし日その後遥かに土筆
  を摘まず           佐佐木幸綱