天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

鷺草

箱根湿性花園にて

 湿原にはえるラン科の多年草。夏、茎の先に白鷺が羽根をひろげたように花が咲く。



  志くずれゆくごと見られつつひと庭しろき
  鷺草も散る        馬場あき子
                     
  湿り田に生ひ立ちて咲く鷺草の飛翔のかたち
  幾日保たん        武田弘之
 
[注]ここ2,3日は、富山のホテルから入力することになります。