天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

多摩川紀行―古墳群

一号墳にて

 多摩川台公園に、亀甲山(かめのこやま)古墳、宝莱山古墳の2つの大型前方後円墳と、8基からなる多摩川台古墳群との10基の古墳が並んでいる。ただ、見た目には区切りがはっきりせず、高低差も目立たないので、古墳の形が明確でない。


     亀甲山古墳のもみぢ川光る
     笹子鳴く多摩川台の一号墳


  さまざまのペットボトルの散らばれる岸辺かなしき
  秋の多摩川


  石室の入口探す五号墳草木にうもれ見当らざりし
  もう少しすれば紅葉の濃くならむ多摩川台に古墳が並ぶ
  亀甲山古墳につづく古墳群八号までの番号のつく