スーパームーン
日本の9月28日の夜は、スーパームーンということで、テレビで話題になった。スーパームーンは、月が地球に最も接近した時に、たまたま満月あるいは新月になる現象である。地球から見た月の円盤が最大に見える。日本で9月28日に月が最も大きく見えたのは、昼間の11時50分だったらしい。今回は、月が地球の影に隠れる皆既月食が同時に起きる数十年に一度の珍しい現象になったという。米国では、MLBのヤンキースとレッドソックスのナイターの最中に起きたことが、見ていたテレビ中継でコメントされた。
ところでこの言葉は、天体用語ではなく占星術で使われたと言う。どおりで聞き慣れないわけだ。
ベランダに出でて見上ぐる望の月
空晴れて高くのぼりぬ月今宵
隣人もベランダに見る今日の月
ベランダにカメラかまへる今日の月
あきらめてゐしがやうやく空晴れてスーパームーンは高くのぼり来
ベランダにカメラかまへて息ころしスーパームーンのかがやきを撮る
ナイターの照明いよよかがやけりスーパームーンの皆既日食
ヤンキース・レッドソックスのナイターにスーパームーンの皆既日食
[注]右上の写真は、ベランダから安価なデジカメで撮影したものだが、
通常のシャッタースピードでは、像のぶれがはげしかったので、
スポーツ向けの高速に設定した。しかし月の表面の模様までは
映らなかった。