天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

桜狩:鎌倉

段葛の桜並木(若宮大路にて)

 はじめは源氏山公園・葛原が岡の桜を見に行こうと思っていたが、前日の雨で山路がぬかるんでいることを危惧して中止し、鶴ケ丘八幡宮極楽寺を訪ねた。若宮大路の新装なった段葛の桜並木は、満開で見事であった。工事が完了した時点では、まともな花が咲くかと危惧していたが、全くの杞憂であった。ぼたん園の中の桜は源氏池に枝垂れて、暑苦しく見えるほど豪華に咲いていた。今年の鎌倉まつりは、4月9日から16日までで、初日には静の舞、最終日には流鏑馬が行われた。
 鎌倉から江ノ電極楽寺に行った。ここにはよく訪れるのだが、桜の時期は今回が初めてである。参道は見事な桜の景色であった。立札では境内は撮影禁止なのだが、無視してデジカメを構える人が見かけられた。


     段葛若き桜の並木道
     鶴ケ丘流鏑馬の道さくら散る
     参道は万朶の花や極楽寺
     八重一重咲き分け桜極楽寺
     波に乗る黒きサーファ春の鳶


  境内はさくら満開撮影は禁止とあれど守る人なし
  記憶力衰へたかと思ひみる野球選手や野菜の名前