天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

絞め殺しの木

横浜市俣野別邸庭園にて

 凄まじい名前がついているが、熱帯に分布するイチジク属や一部のつる植物などの俗称という。日本の森林公園でも見かける。絞め殺され枯れた大木は幹が空洞になって残る。右の画像は、わが身近の俣野別邸庭園の歩道傍にある情景で、八重黒龍という藤の大木に絞め殺しの木が巻き付いている。藤はまだ元気に生きているが、根方から枝先まで巻き付かれているので、あとどれほど生きられるか分らない。藤の花の時期にも見に行ったが、花は咲いていなかった。


  根方から八重黒龍に巻き付きて何をささやく絞め殺しの木は