天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

Shohei Ohtani(12)

アスレチックス戦での2-3塁盗塁

9月29日(日本時間)から今期最後となるアスレティックスとの三連戦がエンジェルスの本拠地アナハイムで始まった。
第一戦: 大谷は4番DHで先発。レフト前ヒット、二塁から三塁へ盗塁(10個目),
ライト前二塁打、センターへの犠牲フライ、ピッチャーへの内野安打 の結果。エンジェルスは8:5で勝った。
第二戦: 大谷は4番DHで先発。レフトフライ、レフトフライ、三振、センターフライ で無安打に終わった。エンジェルスは2:5で負けた。
第三戦: 大谷は3番DHで先発。レフトフライ、ファーストゴロ、三振、センター前ヒットであったが、最終回のヒットで出塁すると後続のヒットで一挙にホームまで激走、後続の打者のヒットと2ランホームランでチームは逆転、5:4で勝利した。この試合をもって大谷翔平の今シーズンは終了した。
大谷翔平にとって、MLB初年の今シーズンの成績は、投手としては10試合で4勝2敗、63奪三振防御率3.31。打者としては打率0.285、ホームラン22本、打点61、盗塁10個 であった。自分の伸びしろを信じ野球を楽しむ姿は、あらたに多くのファンを作った。アメリカのファンからはSHOTIMEという派手な呼び名をもらった。
驚いたことにシーズン終了の翌日、大谷翔平ロスアンジェルス市内の病院でトミー・ジョン手術を受け、成功した。このニュースを神奈中バス内のCMテレビのテロップで見た。


  大谷のボブルヘッドも二刀流四本の手をもちて恐ろし
  エンジェルス今期最後の三試合大谷翔平の成績やいかに
  二塁から三塁へはしる十個目の盗塁なせり得点となる
  ランナーを一、三塁にワンアウト打席に向かふ大谷翔平
  ホームランには少し足らざるフライなり三塁走者をかへして打点
  判定はストライクなり一塁へ歩きかけしが三振となる
  審判のストライクといふ判定に唖然としたり大谷翔平
  大谷がボールとみなし審判がストライクといふ ソーシア怒る
  今シーズン最後の試合にホームラン期待してをり大谷ファンは
  ホームラン打球初速の最大を話題にしたりアナウンサーは
  今シーズン最後の試合センター前ヒットで四打席一安打となす
  後続の打者のヒットで二塁三塁ホームへ走り勝利につなぐ
  シーズンの終はる翌日手術して成功せりとバスのテレビに
  マスコミも追随できぬ速さなり手術終はりてリハビリに入る
  トミー・ジョン手術終はればア・リーグの新人王のタイトルが待つ