天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

令和元年のアマリリス

閑話休題
 アマリリスについては、本ブログで過去に5回(2008年5月28日、2010年6月27日、2011年5月29日、2012年7月7日、2018年5月26日)取り上げているので詳細は省くが、わが家では令和元年の今年も居間と玄関の二か所で、下の画像のような元気の良い花を咲かせた。
 いつも不思議に思うのは、株分けによりどんどん増えていくのだが、それらからさらに株分けされる。兄弟や子孫が増えてゆくことになるはず。では元株はいつまで寿命がもつのだろうか。
 WEBで調べてみると、適正に管理すれば100年でも200年でももつらしい。但し、株を構成している葉や球根の鱗片は更新し続けているので、最初と全く同じものではない、という。まさか江戸時代末期に日本に渡来した球根(元株)が、現在でも生きていて子孫を増やし続けているのでは。
 ともかくわが家のアマリリスは、我々の寿命が尽きた後も、子供たちが世話をすれば、見慣れた花を咲かせ続けるだろうことは、分った。

     窓に入る日差しに咲くやアマリリス
     二十年今年も咲きぬアマリリス
     年を経て令和元年アマリリス
     術前の吾をはげますアマリリス
     子どもらに遺さん我が家のアマリリス

  株分けのつぎつぎ進み一鉢に三株(みかぶ)二鉢(ふたはち)花咲きにけり
  株分けは兄弟子孫のつづくこと では元株の寿命やいかに
  マリリス令和も元気に咲く様を写真に撮りて子らに送りぬ

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我が家のアマリリス