天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

食のうたー参考

 中公新書から出ている廣野卓著『食の万葉集』が参考になる。作者は、万葉集を食文化を語る資料として不可欠の書であると位置づける。海や山の幸、酒などの食材が詠まれている和歌が多数引用されている。参考までに各章の表題を以下に示す。

 

 第1章 若菜――野の菜と園の菜

 第2章 たなつもの・はたつもの――主食と穀物

 第3章 海の幸――魚介類と海藻

 第4章 山の幸――果実と木の実

 第5章 毛の麁(あら)もの・毛の柔(にこ)もの

 第6章 藻塩焼く――調味料

 第7章 うま酒――万葉の酒

 

f:id:amanokakeru:20200914070631j:plain

廣野卓著『食の万葉集』(中公新書