2022-07-08 苜蓿の花 ヨーロッパ原産のマメ科の二年草。馬を肥やす牧草として江戸時代に輸入された。俳句では苜蓿(もくしゅく)と言う場合も多い。 苜蓿(もくしゅく)や墓のひとびと天に帰せり 山口誓子 われも坐す天文台の苜蓿(もくしゅく)に 本田青棗 苜蓿(もくしゅく)に一条自転車の轍 荻原光嶺 うまごやし厚鉄板を重ね置く 長田 等 サーカスのテントの裡のうまごやし 三船 弘 一つかみほど苜蓿うつる水青年の胸は縦に拭くべし 寺山修司 春の土めざめのごとく噴きあげてうまごやし萌ゆかなしみは萌ゆ 山田あき 苜蓿