天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

歌集『運河のひかり』

 時本和子さん(「短歌人」同人)の第二歌集が、10月26日付で砂小屋書房から発行された(定価3000円)。

全413首。ゆたかな情景描写に惹かれる歌集。家族、旅行、日常 の様々が懐かしく描かれていて、時本さんの素晴らしい人生がうかがわれる。

 技法に着目すると、

*比喩(直喩) *擬人法 *オノマトペ *韻律・リフレイン

*擬人法 *表記の工夫 

などが際立つ。それぞれの例歌については読者諸氏の抽出にゆだねたい。

 読み終わると作者に恋しているような気分になった。すばらしい歌集になっていると思う。

 

歌集