天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-10-25から1日間の記事一覧

鬼あざみ

初夏から秋に濃紫色の花をつける。ヤマアザミ、モリアザミなどとも。 野薊に触れば指やや痛し汐見てあればすこし眼いたし 北原白秋 くらき夜の大寺を吾が出でくれば薊の花に稲妻のしつ 川田 順 ここを過ぎれば人間の街野あざみのうるはしき棘ひとみにしるす …