天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三渓園・観梅

久しぶりに横浜三渓園を訪ねた。梅の花が見ごろという新聞記事を見たからである。前回訪ねた時は、カーナビを頼りに自動車で出かけたのだが、ややこしい道をたどったために、えらく時間がかかってしまった。今回は電車にした。約600本ある白梅・紅梅などがあ…

シロアリ

シロアリ目に属する昆虫の総称。完全変態をする蟻類とは異なり、不完全変態をし、常に暗所に棲む。木材内に巣を作る大和白蟻、土中に巣を作って坑道で連絡する家白蟻とがいる。種類によっては、数十年も生存するという。 白蟻の吻(くち)など見えてわが血液は…

ガジュマル

「ガジュマル」は琉球語らしい。漢語は榕樹(ようじゅ)という。種子島以南の亜熱帯から熱帯の沿海部にはえるクワ科の常緑高木。防風林、庭木、生垣などに用いられる。花と実がいちじくに似て小さく、赤熟する。 道のべにガジュマルの木を仰ぎ立つゆるる気根の…

児手柏(このてがしわ)

中国原産、ヒノキ科の常緑低木、小高木。葉はヒノキに似るが、表裏の別がなく春に開花する。球果がなり、材は器具に使われる。病害虫に強く、公園木、庭木としてよく栽培されている。枝の直立する様子が、子供が手を上げる様子に似ていることから、この名が…

自転車(10/10)

マウンテンバイクについて。荒野、山岳地帯等での急坂登降、段差越えなどを含む過酷な乗用に対応して、軽量化、耐衝撃性、走行性能、乗車姿勢の自由度等の向上を図った構造の自転車のこと。1970年代後半にアメリカのヒッピー達が急勾配の山を走ってタイムを…

自転車(9/10)

自転車のタイヤについて。自転車の車輪は、当初は鉄製でタイヤは固形のゴムを張り付けたものだった。空気入りタイヤが考案されたのは、1888年、イギリスのダンロップによってであった。その後3種類が考案された。チューブラー、クリンチャー、チューブレス …

ついに捉えた!重力波

史上初めて重力波の観測に成功した、とのニュースを見た時には、その確実性や意味する事実の重要性が、よく理解できなかった。かなり日数が経って、NHKのサイエンスZEROで「速報!重力波を初観測」を見て、全てが理解できた。サイエンスZEROは日頃見ているが…

自転車(8/10)

歩行者と書かれてある通行路を、平気で自転車に乗って走るなどから、自転車による人身事故が多くなっている。加害者に対しては、損害賠償額が高くなっていることから、自転車にも保険をかけることが義務化されつつある。歩行者専用(自転車は降りて)とある…

自転車(7/10)

原動機付自転車(略して原付)は、日本の車両区分のひとつ。道路交通法では50cc以下、道路運送車両法では125cc以下の原動機を備えた二輪車が該当する。坂道の多い住所で古くから利用された。近年では、スマートな電動アシスト自転車と呼ばれるものが、割りと…

しおまねき

スナガニ科の蟹。有明海沿岸などで多く見られる。雄の左右いずれかの鋏足が異常に大きいのが特徴。潮が引いたあとの砂浜で、大きな鋏で来い来いと招いているようなしぐさをする。この姿から名前がついた。春の季語。 能舞台果てたるあとや汐まねき つくし寿…

「さなぎ」と読む。辞書には、次のように説明されている。 完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫に移る直前に形態を変え、食物をとらずに静止状態となったもの。ガ・ハチのように繭の中にこもるもの、チョウ・カブトムシのように裸のものがある。また特に、…

「にな」と読む。川蜷、海蜷などの巻貝を指す。川蜷は、貝殻が細長の円錐形で、ふつう頂部が失われ、殻高4センチくらい。殻表は黄褐色または黒褐色。蛍の幼虫の餌になる。俳句では、春の季語。 蜷の岸跔めば日ざしあふれけり 星野麦丘人 蜷の水翁の旅の果つ…

和田塚

NHKスペシャルで司馬遼太郎の「この国のかたち」特集を見た。その第二編で鎌倉幕府の話が出た際、和田塚が紹介された。鎌倉の史跡については、大方訪ねて知っているつもりであったが、うかつにも和田塚はまだ見ていなかった。それであわてて出向いた次第。 …

巣立ち

ひなが巣立つこと。巣離れ。俳句で春の季語。転じて、子が成人して親元を離れること。また、学校を卒業して社会に出ていくこと。 鳥ぐら立て飼ひし雁の子巣立ちなば檀の岡に飛び帰り来ね 万葉集・日並皇子宮の舎人 幾筋の光 するどく空を截り かはせみは今朝…

自転車(6/10)

自転車レースは自転車が発明されてすぐに始まった。走行距離も徐々に長距離化していった。1890年代には現在の形態のレースが始まり、1903年にはツール・ド・フランスがスタートした。当初は1日に500km以上も走る区間があるなど耐久レースとして争われたが、…

自転車(5/10)

日本に最初にもたらされた自転車は、ミショー型と呼ばれるもので、慶応年間(1865〜1868年)のこと。ミショー型は、木製の車輪に鉄の輪を巻きつけたもので、前輪にクランクとペダルを付けて車輪を回した。 自意識に苦しむやうにキイキイと我が窓外をよぎる …

自転車(4/10)

1888年、アイルランドのジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを発明。これによって自転車の乗り心地とスピード化が格段に向上し、自転車は急速に進歩した。 どれにでも座ってごらん駅裏の自転車の群れ風に揺れ出す 前田康子 新幹線西側はあかるき町づ…

やすで

多足亜門ヤスデ網に属する節足動物の総称。ムカデと似るが、ムカデが肉食性であるのに対し、ヤスデは腐植食性。また毒のある顎を持たない。日本の最大種は、ヤエヤママルヤスデで7cmほど。世界最大種は、アフリカオオヤスデやタンザニアオオヤスデといったア…

なめくじ

ナメクジ科の軟体動物。昼間は陰湿な場所にひそみ、夜間に活動する。草食性で野菜を食べるので害を及ぼす。台所や風呂場でみかけるコウラナメクジ、山地に棲むヤマナメクジなどの種類がある。雌雄同体。寿命は一年という。漢字の表記は、蛞蝓。夏の季語。 ひ…

ミミズ

環形動物貧毛類の総称である。世界には約3400種。わが国では、シマミミズが代表的。通常、湿った地中に棲息する。土の通気性をよくする。雌雄同体で秋に産卵する。漢字では、蚯蚓と表記。俳句では夏の季語。 萩寺やみみずむかでへ灯のひとつ 宮坂静生 蚯蚓ほ…

自転車(3/10)

BICYCLEの語が商品名として登録されたのは1869年であった。1879年にイギリスのローソンが前ギアと後ギアをチェーンで結ぶ駆動方式を発明したことで、近代的自転車が実現した。 遠ざかる夜の自転車重き荷は星に降ろして行き たまへかし 岡井 隆 自転車をナジ…

自転車(2/10)

足蹴り方式からペダル方式へ移行したのは、1839年スコットランドで鍛冶屋カークパトリック・マクミランが発明した鉄製の「ベロシペード」による。原初の自転車で、その仕組みは、足の近く両側にレバーを取り付け、レバーの片端はフレームにくっついていて、…

自転車(1/10)

自転車の歴史を調べてみた。その原点は、子供の木馬を足で蹴って進むように工夫した玩具にあったらしい。最初の自転車として公認されているものは、木製のベロシフェールにハンドルを取り付け、走りながら曲げられる足蹴り式の二輪車で、1813年、ドイツのカ…

ももんが

齧歯目リス科リス亜科モモンガ族に属する小型哺乳類。漢字の表記は、むささびと同じ字(このパソコンでは表示不可)を当てるから、形態ともにややこしい。「モモンガ」の名の由来については、以下のように説明されている。 モモンガは、平安時代にはムササビ…

むささび(2/2)

地方によって、ノブスマ、バンドリ、オカツギ、ソバオシキ、モマなど多数の異名がある。日本の固有種は、ホオジロムササビである。冬眠はしない。ムササビとモモンガは古くから混同されてきた。相違点としては個体の大きさが挙げられるが、飛膜の付き方にも…

むささび(1/2)

齧歯目リス科。本州、四国、九州に分布。昼は大木の洞穴などに眠り、夜出て飛膜をひろげ、木から木へ滑走する。光をうけると眼がキラリと耀く。一回に二匹程度の仔を産む。ギャオーの不気味な鳴き声から怪物視された。漢字ではこのパソコンで表示できない難…

ブルドッグ

18世紀頃、イギリスで雄牛(ブル)と闘わせたことから名前に「ブル」がついた。毛色には赤、白、黄褐色、ぶち、虎毛などあり、現在は番犬か愛玩用。なお、現在のような独特の顔形になったのは、牛との闘争が禁止されてから、人の手が加わったためである。頭…

仔犬(2)

トイレのしつけ方について、一例を次に見てみる(詳細は、専門書を参照頂きたい)。 ハウスの中に限定したトイレトレーニングから始める。ハウスの中は寝床以外の全体にペットシーツを敷く。トイレトレーニング中は粗相をしても何も言わずに淡々と片付ける。…

仔犬(1)

仔犬も傍で見ているだけならかわいいが、いざ自分で育てるとなると注意点がいくつかある。と言っても私には、子猫も子犬も飼った経験はないので、以下は専門家の意見である。 (1)子犬が休む場所は基本的にハウスの中なので、 子犬が飼い主と接していない時…