天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-07-02から1日間の記事一覧

落花

風に吹かれてサクラの花弁が散る様。 城を出し落花一片いまもとぶ 山口誓子 流氷の落花寄りてはまた離る 藤田雅子 吾が木場へ城の落花の飛来せり 田上石情 落花してすべての花の地に還る 佐竹弘江 庭に下りれば肩にも髪にも散る落花消息絶えたる人が恋しき …