天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-11-03から1日間の記事一覧

薔薇と軍港(1)

正岡子規は、明治二十一年(1888)八月、夏季休暇を利用して、汽船で浦賀に着き横須賀・鎌倉に遊んだ。七月に第一高等中学校予科を卒業したばかりで、22歳。余談だが、鉄道の横須賀線が開業したのは、翌年の明治二十二年であった。横須賀の印象を詠ん…