天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-11-21から1日間の記事一覧

はじめに言葉ありき(2)

近代の俳句や短歌では、客観写生が主流であった。つまり、初めに風物ありき、であった。これに真っ向から対立した行き方が、初めに言葉ありき、の作法である。その旗手として高屋窓秋をあげよう。彼は水原秋桜子の「馬酔木」に属しながら、吟行による句作は…