天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-08-28から1日間の記事一覧

雲のうた(4)

万葉集には、作者未詳歌が二千数百首もある。「作者未詳」は、平安時代の「読人知らず」に同じである。作者が実際にわからない、下賤の者である、歌詞に支障ある、勅勘の身であった などの場合に「読人知らず」としてある。 まそ鏡照るべき月を白栲の雲か隠…