天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-03から1日間の記事一覧

雲のうた(10)

古今集で雲の歌を探していると、以下のように清原深養父が多く詠んでいることに気付く。古今集の特徴である掛詞や理屈がある。 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 清原深養父『古今集』 冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にや…