春の雲の続きである。来嶋靖夫と辺見じゅんは、歌の形も心情も似ているようだ。鎌倉千和の歌で、「昼寝して」いるであろう主語は、雲である。「春楡のこずゑ」にかかって見える白雲からの想像である。 春の雲見て帰り来し臥床にて痺れの戻る如くゐたりき 相…
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