天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-03-03から1日間の記事一覧

蕪村の画賛句(3/11)

月更(ふけ)て猫も杓子も踊かな 明和七年(55歳)、合作画に蕪村の句 「猫も杓子も」は諺で、「誰も彼も、何もかも、一緒くたに」という喩。踊りに浮かれる人々の形容である。 絵の前書には、「猫は応挙子が戯墨也。しゃくしは蕪村が酔画也」とあり、画は丸…