天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-11-30から1日間の記事一覧

小池光の短歌―ユーモア(16/26)

◆主体のとり方(体の部分、人間以外)2/2 生まれてよりつひに笑はぬまま終る東土竜(あづまもぐら)の完全なるいのち 『思川の岸辺』 たくさんの糞出でて興奮をしたる猫叫びながらに家内(やうち)すつ飛ぶ 引つ掻かれ血だらけとなりしわが指は明日の朝にはなほ…