天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-18から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー耳(3/7)

すべもなく髪をさすればさらさらと響きて耳は冴えにけるかも 長塚 節 つややかに思想に向きて開ききるまだおさなくて燃え易き耳 岡井 隆*左翼思想に惹かれてゆく若い学生の姿が浮かんでくる。 ひがみみの耳の孤独のしろじろと秋の胡蝶となりてただよう 馬場…