もの音は樹木の耳に蔵(しま)はれて月よみの谿をのぼるさかなよ 前登志夫*もの音の無い樹木の森を擬人化して、月光の差す谷川をのぼる魚に着目。 わが前に一切の花刈られゆくひびきかなしみ睡らざる耳 中城ふみ子*上句は暗喩。生きてゆく希望がすべて失われ…
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