天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-11から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー胸(3/3)

骨太くわれ削られてふたふさの胸ある者に恋ひわたるなり 高野公彦*初句二句の表現が独特。女性を恋慕っている男の心情を、肉体の上で言い換えたもの。 胸に一つ点る思ひに風の間をショートカットに吹かれて歩む 永井正子*下句の表現が分かりにくい。ショー…