天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-20から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー足(6/8)

麻痺のなき片足に波蹴りつづけ物言わぬ児の声挙げ泳ぐ 河野きよみ 遠き別れミステリーならむ夜の椅子青梅雨の足しめりてきたり 高崎淳子*人と遠く分れた青梅雨の時期、夜の椅子に座っている時の感触を詠んだと思われる。ただ読者には、何が「ミステリーなら…