天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-31から1日間の記事一覧

食のうたー鮨(3/3)

鮓の石に五(ご)更(から)の鐘のひびきかな *夜の時間を初更から五更に区分する制度において、五更は御前四時頃に当る。 寂寞(じやくまく)と昼間を鮓のなれ加減 蓼(たで)の葉を此(この)君と申せ雀ずし *王子猷の詩を踏んでいるらしい。雀鮓にとって蓼の葉は…