天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-02から1日間の記事一覧

食のうたー櫂未知子『食の一句』(3/6)

五月の句から 恋知らぬ女の粽(ちまき)不形(ふなり)なり 鬼貫 *上島鬼貫(うえじま おにつら)は江戸時代中期の俳諧師。恋を知らない娘が作る粽は、情が籠っていなくて不細工、という。 味噌・醤油・塩・酢・浅葱(あさつき)・初鰹 瀬戸正洋 卯の花に賀茂の酸…