天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-07から1日間の記事一覧

食のうたー道浦母都子『食のうた歳時記』(2/8)

[春(続)] 米洗ふとき丹念に人想ふ言葉湧きゐて解かれがたしも 安永蕗子 *「解かれがたしも」は、その状況から抜け出せないことを言う。 そら豆の殻一せいに鳴る夕母につながるわれのソネット 寺山修司 *ソネット: 十四行詩。ルネサンス期にイタリアで…