天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-05から1日間の記事一覧

わが歌集からー樹木(11/11)

転勤の折にもらひしカポックの若木(をさなぎ)いまは成木となる 引越しのたびに連れ来しカポックは居間に居場所をもらひて静か こどもらと共に育ちしカポックは夫婦のもとに残りて暮らす 四十年ともに生き来しカポックは夫婦ふたりの心うるほす 夕光の窓辺に…