平成四年 「獅子頭」 初物の梨むく皮の長からず 骨董の競りの声飛び蓮の実飛ぶ 指さすを見れば瓢箪青きかな 虫すだく夜道の二人言葉なし 病室のベッドかたづき冷まじき 平成五年 「原生林」 稲の波いにしへよりのうねりかな 谷おほふ葡萄畑の夕陽かな 秋深し…
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